平成23年6月20日改定

既にご承知のとおり、去る2011年3月11日に発生した東日本大震災での福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質が環境中に放出され、一部農畜産物・水産物に食品衛生法上の暫定規制値を超えた放射能が検出されています。
このためSL Creationsグループとして現在取扱い中の食品につきまして、下記の通り安全確保の取り組みをしておりますのでお知らせします。

  1. 平成23年4月25日以降販売される商品について :
    1. 一次検査の実施:
      このことにつきましては、去る4月18日より商品製造地域を限定して取扱い商品の検査を開始した旨をお知らせ済みですが、 当社商品検査室においては既に4月25日から当社取扱い全商品(国内産および海外産も含む)のロット別、簡易放射線検査による一次検査を実施しています。
      また、規格外商品検出の場合は出庫止め、および下記ⅱによる外部委託による放射能検査対象商品とします。
      (簡易検査法、外部検査法は下記2.のとおりです)
    2. 外部委託検査の実施:
      上記ⅰでの規格外品は、都度外部委託放射能検査として実施します。
  2. SL Creationsグループの放射線および放射能自主検査体制について
    1. 検査実施の基本的な考え方:
      当社は今回の原発放射能事故による一連の問題は、一企業が安全か否かを判断できるような問題ではなく、わが国の国民全体の将来的な安全性も含めた国家的レベルの問題であると認識しています。
      一方、一企業として出来うる限りの安全性の担保は、多くのお客様に一貫して安全で安心な食を提供してきた当社の社会的使命と考えていますので、現在国が食品衛生法で定める暫定基準値に基づき、下記自主検査体制にて実施します。
    2. 当社商品検査室での簡易放射線検査法:
      ガイガーカウンター(測定範囲:0.01μSv/h~150mSv/h)を使用して、 生産ロット別の一次検査(スクリーニング検査とモニタリング検査)を下記の通り実施しております。

      ※毎朝、商品保管倉庫から送付されてくる出庫時検査対象商品について、 ロット別に商品1つずつガイガーカウンターを当てて、放射線量を測定・記録しています。 本日現在、全ての検査商品について外気とほぼ同数値で異常はありません。
      万が一、規格外商品が検出された場合は、本社安全監査室に通報して速やかに対象商品の出庫を止め、 さらに「ゲルマニウム半導体核種分析法」による外部委託検査を実施することにしています。
  3. 外部委託放射能検査法:
    ゲルマニウム半導体核種分析法による、核種別Bq(ベクレル)レベル放射能値の確定
  4. その他:
    福島第一原発事故による農畜産物・水産物への影響に関する関係各省庁の情報につきましては、農林水産省が去る3月23日に開設した、下記ポータルサイトに現在国が定める食品の暫定基準値など、情報全体を把握できますので下記の通りご案内いたします。

    農林水産省ポータルサイト「福島第一原子力発電所事故による農畜水産物への影響」
    http://www.maff.go.jp/noutiku_eikyo/index.html

以上