SL Creations商品の放射性物質自主検査について(HP)
―SL Creations自主基準値に基づき検査実施中です―

平成25年9月18日改定

平成23年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の食料品への汚染問題発生後、SL Creationsグループはいち早く商品検査室を中心にSL Creations商品の放射線量および放射能検査を開始し、現在に至っています。(なお商品検査室は平成24年12月に横浜市瀬谷区から東京都大田区のSL Creations本社ビル3Fに移転し、検査体制は一層強化されました)

平成25年8月末現在での検査実績は、NaI(T1)シンチレーションサーベイメータによる生産ロット別全商品アイテムの放射線量検査が9,490検体、BGOベクレルモニターによる放射能検査が6,233検体となっており、その検査結果は携帯検索サイトの「SL Creations商品情報」と当HP上の「原産国・原料原産地情報」に掲載されています。

SL Creationsグループは引き続き厳格な放射性物質の検査を継続してまいりますが、今後の原発事故処理状況や環境調査結果次第では、セシウム以外の新たな放射性物質に対する食品汚染対策の必要性なども考えられます。 SL Creationsグループはそうした動向をいち早く把握し、必要があれば現行の自主基準値や検査方法などを環境変化に合わせた見直しも考慮しておりますことをご承知おきください。

  1. SL Creations商品の放射性物質自主基準値(平成24年6月11日設定)
    (単位:ベクレル/kg)
    SL Creationsの自主基準値 国の基準値 (2012年4月1日以降)
    食品区分 基準値 対象商品群 食品区分 基準値
    飲料類、 牛乳、乳製品類、 豆乳 10 SL Creations(以下SL)の水、バーレーグリーン商品群 、とうふ屋さんの豆乳、杜仲三減茶、ペポシード、プラセンタ、コラーゲン、リコピン・カロテンジュース 飲料水 10
    乳児用食品 50
    牛乳
    上記以外の食品 50 食肉及びその加工品、魚介類及びその加工品等上記以外の商品群全て 一般食品 100

    注1.対象放射性物質の核種はセシウム134.137とする。
    注2.今後の原発事故処理や環境調査の動向によっては、上記自主基準値の見直しの可能性もある。

  2. SL Creations商品の放射性物質検査に関する5段階スクリーニング体制について
    • 第1スクリーニング:
      当社商品を製造委託している全国の工場に放射能検査の自主検査を依頼し、その検査報告書を受領・確認した上で当社向け製造と出荷をお願いしております。(特に、飲料水類、お茶、お米、水産品関連商品などはこの対象としています)
    • 第2スクリーニング:
      当社安全監査室スタッフによる工場監査時に「CsIシンチレーション式簡易型放射線量測定器」(測定範囲:0.001μSv/h~9.999μSv/h)を持参し、製造工場での放射線量検査を実施、その安全性を確認しております。
    • 第3スクリーニング:
      当社商品検査室にて商品出荷前の、生産ロット別全商品の「NaI(T1)シンチレーションサーベイメータ」(測定範囲:0.01 Sv/hh 30.000SvSv)による放射線量検査を実施しております。 規格外値基準は、検査当日朝の商品検査室の空間線量以上としています。
    • 第4スクリーニング:
      上記第3検査の測定に併せ、「BGOベクレルモニター」による放射能濃度の検査を実施しています。(当機器の検出限界値は10ベクレル/Lです) このように、商品検査室ではシンチレーションサーベイメータによる検査とBGOベクレルモニター検査による確認検査を行なう、ダブルチェック体制による検査を実施しています。
    • 第5スクリーニング:
      上記第3、第4での検査で万が一自主基準値以上の数値を検出した場合は、最終確認検査として「食品衛生法に基づく厚生労働大臣登録検査機関」に外部検査(「ゲルマニウム半導体核種分析器」での核種別放射能検査)を委託しております。 なお、この外部委託検査は商品検査室での規格外値検出品だけを対象にするのではなく、定期的に飲料水類やお茶、お米、水産品などでも行なっています。

以上がSL Creationsグループの自主基準と5段階検査体制ですが、今後さらに一層の検査体制の強化や検査データの収集に努め、お客様により安全・安心なSL Creations商品をお届けいたしますので、格段のご愛顧のほどよろしくお願い致します。