SLミート商品群の安全性確保について
平成23年7月20日改定
3月11日に発生した東日本大震災での福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質が環境中に放出し、去る7月上旬には主に福島県産の肉用牛の食肉から食品衛生法の暫定規制値を超えた放射能が検出され、商品の回収などが行われる事態に至っています。 現在、国や各行政機関は緊急に飼料用稲わらなどの放射能汚染検査を実施していますが、当社は下記の通り自社商品検査室での最終製品の自主検査を強化し、「SLポーク」と「SLチキン」の国産SLミート商品の安全性確保に取り組んでいますのでお知らせします。
なお、「SL Creationsグループの放射能検査実施の基本的な考え方」などは、 当HP(6月20日付け、7月19日付け)文書を併せてご覧下さい。
記
- 「SLポーク」、「SLチキン」の飼育状況について:
当社「SLポーク」、「SLチキン」の生産・飼育にあたっては、肉牛の生産形態と異なり、生まれた時からと畜場(食鳥処理場)に搬送されるまで、長時間に亘り畜舎屋外に出ることはありません。
また、「SLポーク」、「SLチキン」に給餌される飼料は、主に米国・カナダ産の穀物を原料とし、国内に輸入されてから生産農場の畜舎内で給餌されるまで、一貫した飼料工場および倉庫内作業にて処理され、放射線被爆の心配はありません。さらには稲ワラなどを給餌することもありません。
- 「SLポーク」、「SLチキン」製品の自主検査体制の強化について:
- 当社商品検査室での放射線量一次検査方法の変更:
現在ガイガーカウンターによる生産ロット別の一次検査を実施していますが、今後はNaI(T1)シンチレーションカウンターへの機種変更による検査に変更します。 また検査対象検体は現行通り、生産ロット別に全SLミート商品を対象とし、当一次検査で規格外商品が発生した場合は、当該商品を出庫止めとし、下記外部委託検査を行います。
(*なお、今回導入予定のNaI(T1)シンチレーションカウンターは、現在製造メーカーに注文が殺到しており、当社の導入予定は9月中旬以降となります)
- 外部委託放射能検査の継続:
上記一次検査で規格外商品が発生した場合は、食品衛生法に基づく第三者登録検査機関での、「ゲルマニウム半導体核種分析法」による核種別Bq(ベクレル)単位での放射能値の測定・分析を行います。
以上