鮭の冷凍・解凍方法を解説!おいしい焼き方や長期で日持ちさせるコツ
定番の焼き鮭やおにぎりの具をはじめ、幅広く調理に活用できる鮭。塩のみのシンプルな味付けからひと手間加えた料理まで、さまざまな調理方法でおいしく味わえます。しかしながら、鮭本来の味を堪能するためには、適切な冷凍・解凍方法を知っておかなければなりません。
そこで今回は、鮭を冷凍・解凍する方法とあわせて、おいしい焼き方や長期で日持ちさせるコツを解説します。下処理済みで手軽に鮭を味わえる商品も厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
鮭を冷凍保存する方法
鮭を冷凍保存する際には、調理前の「生鮭」と調理後の「焼き鮭」で方法が異なります。新鮮な状態のまま保存しておいしく味わうためにも、それぞれの方法をチェックしておきましょう。
生鮭と焼き鮭を冷凍保存する際の手順とあわせて、長期で日持ちさせるコツを解説します。
では、それぞれ詳しく解説していきましょう。
生鮭を冷凍保存する
生鮭の冷凍保存では、まず水分をしっかり拭き取っておくのが重要です。余分な水分が残っていると冷凍したときに霜が付きやすく、生臭さが気になる場合もあります。
まず、生鮭に少量の酒と塩を振りかけましょう。5~10分程度置いておくと身から水分が出てくるので、キッチンペーパーで拭き取ります。
ラップで包んだら、ジッパー付きの保存袋にまとめて入れます。金属製バットに乗せて急速冷凍すれば、3~4週間の保存が可能です。
生鮭を冷凍保存する際の手順
- 1.塩と酒を振って5~10分ほど置いておく
- 2.鮭表面から出てきた水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取る
- 3.一切れずつラップで包む
- 4.保存袋にまとめて入れたら、金属製バットに乗せて冷凍庫で急速冷凍する
焼き鮭を冷凍保存する
焼いた鮭を冷凍保存する際は、生鮭同様に酒を少量振っておきましょう。焼いて間もない、温かいうちに振っておくことがポイントです。電子レンジで加熱解凍したときに、ふっくらとした仕上がりが期待できます。調理済みですので、塩は不要です。
お弁当用に冷凍保存するなら、食べやすい大きさにカットしておくと朝の忙しいときに便利。個別にラップで包んで冷凍保存しておけば、約1ヶ月の長期保存が可能です。
焼き鮭を冷凍保存する手順
- 1.焼いた鮭が温かいうちに酒少量を振りかけておく
- 2.粗熱が取れたら、一切れずつラップで包む。
- 3.まとめて保存袋に入れ、金属製バットに乗せて冷凍庫で急速冷凍する
冷凍保存した鮭を解凍する方法
冷凍保存した鮭を解凍するには、以下の3つの方法があります。生鮭、あるいは焼き鮭によって向き不向きがあるので、確認しておきましょう。
それぞれの方法で解凍する際のコツや手順を解説します。
自然解凍する
冷凍保存した生鮭を解凍する際は、冷蔵庫に移して自然解凍するのがおすすめです。常温で解凍する方法もありますが、一気に解凍してしまうと鮭の内部と表面の温度差によってドリップが出やすくなります。
ドリップが出てしまうと鮭のうま味成分や栄養素も流出してしまい、本来の味を損なってしまうので注意が必要です。冷蔵庫での自然解凍の目安は約5~6時間と時間がかかるものの、ドリップの流出を最小限に抑えられます。
ほどよく解凍できたかをチェックするには、鮭の表面を指で軽く押してみてください。少し凹む程度の柔らかさを感じれば、解凍完了です。
流水解凍する
すぐに調理したい場合など、自然解凍する時間がなければ流水で解凍しましょう。ボールに保存袋ごと入れて水道水を流せば、20~30分程度で解凍できます。比較的ドリップも出にくく、生鮭と焼き鮭のどちらでも対応可能です。
ただし、水道代が余分にかかってしまう点に留意しておきましょう。
電子レンジで加熱解凍する
もっともスピーディーに解凍できるのが、電子レンジでの加熱解凍です。解凍モードを搭載していれば、ボタンを押すだけで簡単に解凍できます。
ただし、余計に加熱しすぎてしまう恐れも。とくに生鮭の場合、火が通ってしまうとおいしく調理できなくなります。どちらかといえば、一度火を通した焼き鮭を解凍する際に向いている方法です。冷凍保存するときに酒を振っておけば、ふっくらとした仕上がりも期待できます。
時間がないときなど、どうしても生鮭を電子レンジで解凍したいなら、解凍具合をチェックしながら加熱しましょう。完全に解凍せず、少し硬さが残る状態まで解凍するのがコツ。残りを常温で自然解凍すれば、加熱しすぎを防ぎながら上手に解凍できます。
解凍した鮭を焼く方法
冷凍保存の鮭を解凍して焼くには、おもにグリルかフライパンを利用する方法があります。それぞれのメリットや手順とあわせて、おいしく焼く方法と注意点も解説していきましょう。
グリルで焼く
魚焼きグリルは直火かつ高温で焼き上げて、鮭の皮目がパリッと、中がジューシーに仕上がるのがメリットです。また、網を使うタイプなら、余分な脂が下に落ちてヘルシーに調理できます。
冷凍保存した生鮭を解凍したら、まず余分な水分を拭き取りましょう。水分が残ったまま時間が経過すると、雑菌が繁殖する原因になります。塩・酒の順で少量を振りかければ、下準備完了です。
皮を上にして網に乗せ、4分ほど焼きます。上下ひっくり返して、両面合計で7~8分焼けば出来上がりです。
グリルで焼く手順
- 1.解凍したら水分をしっかり拭き取る
- 2.塩・酒の順で少量を振りかける
- 3.皮を上にして4分ほど焼く
- 4.ひっくり返して3~4分焼けば出来上がり
グリルで焼くときの注意点
グリルに鮭を入れる前に、庫内を5分ほどしっかりと温めておきましょう。冷たいまま焼きはじめてしまうと網に鮭がくっついて、ひっくり返すときに皮や身がはがれやすくなるので注意が必要です。
フライパンで焼く
フライパンは鮭のムニエルや照り焼きなど、アレンジを加えた調理に適しています。また、魚焼きグリルと異なり、後片付けしやすいのもメリットです。
余分な水分を拭き取って塩を振ったら、そのままフライパンに鮭を乗せて中火で3分ほど焼きましょう。フライ返しでひっくり返したら少量の酒を加えて、フタをして3分ほど蒸し焼きにすれば出来上がりです。
フライパンで焼く手順
- 1.解凍したら余分な水分を拭き取って塩を振る
- 2.片面を中火で3分ほど焼く
- 3.ひっくり返したら、少々の酒を加える
- 4.フタをして3分ほど蒸し焼きにして出来上がり
フライパンで焼くときの注意点
鉄製フライパンなどフッ素加工を施していない場合は、クッキングシートを敷くとこびり付きを防げます。後片付けが楽になるので試してみてください。
グリルとは異なり、冷たい状態のフライパンにそのまま鮭を乗せるのもポイント。フライパンを温めてから入れると、一気に火が通って身が縮んでしまい、硬くなる場合があります。
冷凍鮭のおすすめ商品
安全性と美味しさにこだわった冷凍食品や調味料などを多数取り扱うSL Creationsでは、鮭に関する商品も数種ご用意しております。下処理済みや調理済みで、そのまま料理にお使いいただけるので、ぜひ鮭のおいしさを堪能してみてください。/p>
紅鮭スモークスライス
アラスカの天然鮭を塩のみで仕上げています。桜のチップで低温燻蒸しており、ほのかな香りとマイルドな味を楽しめます。
内容量50gで、そのままオードブルやマリネの具材として使いやすいのもポイント。冷蔵庫で自然解凍するか、お急ぎの場合は袋のまま流水で解凍して召し上がりください。
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オホーツク秋鮭の山漬け ほぐし身
北海道の知床で獲れた鮭をほぐしています。味がよいとされるオスのみを使用しているほか、鮭に直接塩をまぶして重なり合わせる昔ながらの製法「山漬け」を採用。うま味や味わいを引き出すべく熟成し、ふっくらと蒸し上げてから手で粗くほぐしています。
塩味がしっかりついているので、そのままごはんのお供にぴったり。お茶漬けやおにぎりの具にもおすすめです。
オホーツク秋鮭の山漬け ほぐし身商品ページはこちら
秋鮭のムニエル風紙包み
北海道産秋鮭を一口大に素揚げし、ムニエル風に仕上げています。玉ねぎやきのこ、バター風味のマッシュポテトを合わせて紙に包んでいるのが特徴。柚子とバターの風味と共に、上品な味を楽しめる逸品です。
すでに調理済みなので、内袋ごとお皿に乗せたら電子レンジで温めてそのまま召し上がりください。
秋鮭のムニエル風紙包み商品ページはこちら
オホーツク秋鮭のハーブステーキ
北海道オホーツク沿岸で獲れた、オスの秋鮭を使用しています。オーストラリアの湖塩で味付けし、北海道産有機ハーブで香り付けしているのが特徴です。
冷蔵庫で自然解凍、または流水解凍したらフライパンにオリーブオイルを入れて、やや弱めの火加減でじっくり両面を焼き上げて召し上がりください。
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まとめ
最後に、今回解説した「生鮭を冷凍保存・解凍する方法」と「焼き鮭を冷凍保存・解凍する方法」のポイントをまとめます。
生鮭を冷凍保存・解凍する際のポイントは、以下の通りです。
- ●塩と酒を振って5~10分ほど置いておく
- ●鮭表面から出てきた水分をキッチンペーパーでしっかり拭き取る
- ●一切れずつラップで包む
- ●保存袋にまとめて入れたら、冷凍庫で保存する
- ●できるだけ冷蔵庫で自然解凍するか、急いでいるときは流水解凍する
焼き鮭を冷凍保存・解凍する際のポイントは、以下の通りです。
- ●焼いた鮭が温かいうちに酒少量を振りかけておく
- ●粗熱が取れたら、1切れずつラップで包む
- ●保存袋に入れたら、金属製バットに乗せて冷凍庫で急速冷凍する
- ●調理済みなら電子レンジで加熱解凍する
- ●料理によっては加熱しすぎに注意
定番の焼き鮭はもちろん、さまざまな料理でおいしく味わえる「鮭」。今回解説した冷凍保存・解凍方法、おすすめ商品を参考にしていただき、新鮮な鮭の味をじっくりと味わってみてください。
<おいしさで選ばれる食品を目指して>
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