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刺身を上手に冷凍する方法とは?解凍方法やおすすめレシピも紹介

刺身が余ってしまって、処理に困った経験をした方もいるのではないでしょうか?結論をいえば、刺身は冷凍できます。ただし刺身は傷みやすく、間違った方法で冷凍・解凍してしまうと食中毒の原因になり注意が必要です。
そこで今回は、刺身を上手に冷凍する方法を解説します。あわせて、解凍方法やおすすめアレンジレシピも紹介するので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

写真:イメージ画像

刺身は冷凍できるの?

写真:刺身は冷凍できるの?

刺身は魚介の種類に気をつけるほか、下味をつけるなどの工夫をすれば冷凍可能です。たとえば、イカやタコのように急速冷凍したままスーパーに並んでいる魚介であれば、問題なく冷凍できます。生で購入して余ってしまった場合は、冷凍用密閉保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。
対して、マグロやアジ、サバといった青物や大型魚の刺身は傷みが早く、家庭での冷凍には向いていません。急速冷凍された刺身をそのまま購入して冷凍庫で保存するなら問題ないものの、生の状態や一度解凍した刺身を再冷凍するのはおすすめできません。

刺身を新鮮に冷凍保存する2つの方法

では、刺身を新鮮に冷凍保存する方法を紹介します。以下の2つに分けて解説するので、参考にしてみてください。

では、それぞれ詳しく解説していきます。

刺身の柵を冷凍する方法

購入した刺身をどうしても翌日以降に食べたいのであれば、柵のまま冷凍しましょう。包丁で切ってしまうと雑菌が移って、傷みを早める恐れがあり注意が必要です。柵のまま冷凍する際は、以下のポイントを押さえておくのが重要です。

トレーから取り出して、ドリップや水分を拭き取る

写真:トレーから取り出して、ドリップや水分を拭き取る

トレーに密閉されている刺身を購入したら、一度取り出してドリップや水分を拭き取りましょう。魚から出るドリップには水分やタンパク質が含まれており、流れ出ると傷みを早めてしまいます。

柵のままラップで包む

写真:柵のままラップで包む

しっかりドリップと水分を取り除いたら、柵のままラップで包みます。なるべく空気が入らないよう密閉状態にしましょう。

冷凍用密閉保存袋や容器に入れて冷凍する

写真:冷凍用密閉保存袋や容器に入れて冷凍する

ラップに包んだ柵を冷凍用密閉保存袋や冷凍対応容器に入れて、冷凍庫で保存しましょう。できるだけ早く冷凍すべく、金属トレーやバットがあれば活用してください。もしくは、ラップの上からアルミホイルで包むと同様の効果が得られます。

刺身の切り身を冷凍する方法

写真:刺身の切り身を冷凍する方法

切り身を冷凍したい場合は、漬けにするのがポイントです。冷凍用密閉保存袋に醤油・酒・みりんを合わせて漬けのタレを作り、切り身をそのまま入れましょう。空気が入らないように袋の口を閉じたら、金属トレーやバットに置いて急速冷凍してください。
なお、刺身の切り身を扱う際は、素手のまま触るのは厳禁です。雑菌が移って傷みを早めてしまう恐れがあるので、トングや菜箸を必ず使いましょう。

刺身を冷凍する際の注意点

刺身を冷凍する際は、扱いに十分な注意が必要です。以下のポイントをしっかり押さえたうえでおこないましょう。

では、それぞれ解説していきます。

刺身の再冷凍は厳禁

一度解凍した刺身を再冷凍するのは厳禁です。鮮度の劣化が進みやすく、食中毒の原因になります。どうしても再冷凍したい場合には、刺身ではなく必ず加熱して食べるようにしてください。

刺身のドリップに注意

前述したように、魚のドリップが流れ出てしまうと鮮度が落ちてしまいます。冷凍する際はドリップをしっかりと拭き取ってから冷凍しましょう。

釣った魚は寄生虫に注意

自分で釣った魚をさばいて冷凍する際は、寄生虫に気をつけなければなりません。とくに、魚の内臓に潜んでいるアニサキスに注意が必要です。釣り上げられた魚の温度が上昇すると、寄生虫は身のほうへ移動します。さばく際に発見して取り除くことも可能ですが、万一食べてしまうと腹痛を引き起こしてしまうので注意してください。

冷凍焼けに注意

家庭の冷凍庫は頻繁に開け閉めするため、温度変化から冷凍焼けする場合があります。表面についた霜が溶けたり、凍ったりを繰り返すと刺身の傷みが進行してしまうので注意しましょう。なるべく開け閉めを控えるのとあわせて、早めに食べきるのがおすすめです。

保存期間に注意

急速冷凍された刺身をそのまま冷凍庫で保存すれば、およそ1ヶ月が鮮度を保てる目安です。ただし、スーパーで一度解凍された刺身は傷みが進んでいる場合があります。その日のうちに食べきるか、冷凍するなら2週間以内に食べきりましょう。できれば、加熱して食べるのがおすすめです。

冷凍した刺身を上手に解凍する方法

写真:冷凍した刺身を上手に解凍する方法

冷凍した刺身の柵は、食べる日の朝に冷蔵庫へ移して解凍しましょう。その際、脱水シートやキッチンペーパーで刺身を包んで、出てきた水分を吸い取るのがポイントです。常温での自然解凍や流水での解凍は、ドリップが出やすくなります。ただし、急速冷凍して販売されている刺身のなかには、流水解凍を推奨している場合があるので手順に従いましょう。
一方、漬けにした冷凍の切り身を加熱調理するなら、半解凍状態でも問題ありません。ボウルに氷水をはって5~10分ほど解凍したら、トングや菜箸を使って切り身を取り出しましょう。なお、電子レンジで解凍したり、再冷凍したりするのは厳禁です。

冷凍刺身のおすすめ活用レシピ

冷凍の刺身を活用した、おすすめのレシピをご紹介します。魚介本来のおいしさを味わえる料理を厳選していますので、ぜひ参考にしてみてください。

あじのなめろう丼

写真:あじのなめろう丼

新鮮なアジを使って、郷土料理風に仕上げています。ごまみその風味がご飯との相性抜群で、手軽に満足感を得られる一品です。

材料(2人分)

刺身用真あじフィレー 100g
ねぎ 1/4本
麦みそ(粒みそ) 大さじ1
生おろししょうが 5g
純正黒ごま油 小さじ1
超特選丸大豆醤油 小さじ1/2
大葉 5枚
温かいご飯 400g
オーガニック煎り金ごま 小さじ1
生おろしわさび 5g

作り方

  • 1.冷凍のアジを袋ごと流水解凍する。おろししょうが・おろしわさびを解凍しておく。
  • 2.ネギをみじん切りにする。大葉の葉は軸を取り、千切りにする
  • 3.まな板にアジを乗せて粗く刻んだら、麦みそ・生おろししょうが・黒ごま油・醤油をくわえて包丁で細かくなるまでたたく
  • 4.ご飯の入った器に盛って、いりごま・大葉・おろしわさびを添えたら完成

あじとかつおの手まり寿司

写真:あじとかつおの手まり寿司

ドレッシングや万能かけぽんでマリネにした、アジとかつおを使った手まり寿司です。手頃なサイズで食べやすく、小さなお子さんがいる家庭にもぴったり。お祝い事の席に用意するのもおすすめです。

材料(4人分)

すし飯 480g
刺身用真あじフィレー 4枚
かつおのたたき(スライス) 4切れ
つぶ野菜の和風ドレッシング 大さじ3
万能かけぽん 大さじ3
きゅうり(薄い輪切り) 適宜
芽ねぎ 適宜
紅たで 適宜
しょうが(千切り) 適宜
好みのスプラウト 適宜
千切り紅しょうが 1/2袋

作り方

  • 1.あじとかつおを解凍して水気を拭き取る。あじにドレッシング、かつおに万能かけぽんをからめる
  • 2.5分ほどおいて汁気をきったら、斜め半分のそぎ切りにする
  • 3.ラップを敷いてあじを乗せ、その上にご飯を乗せたら包んで形を整える
  • 4.ラップを外して、きゅうり・芽ねぎ・紅たでを乗せたらあじの押し寿司の完成
  • 5.かつおを、あじ同様にラップを使って形を整える
  • 6.ラップを外して、しょうが・スプラウトを乗せる。器にもって解凍した紅しょうがを添えたら完成

サーモンとまぐろのタルタル

写真:サーモンとまぐろのタルタル

サーモンの刺身とまぐろの切り落としを、バルサミコソースで仕上げたタルタルです。カラフルな見た目で、初夏のおもてなしメニューにおすすめ。すっきりとした味わいは白ワインとの相性抜群です。

材料(2人分)

お刺身用サーモン 50g
まぐろの切落し 50g
パプリカミックス 50g
たまねぎのみじん切り 1/2袋
きゅうり 30g
ディル 1~1と1/2本
エクストラ・バージンオリーブオイル 大さじ1/2~1
バルサミコソース 大さじ1、大さじ1
レモンの絞り汁 小さじ1
グラハムブレッド 1枚
長崎五島の塩 小さじ1/3
粗びき黒こしょう 少々

作り方

  • 1.冷凍サーモンとまぐろの刺身を半解凍し、それぞれ1cm角に切る。キッチンクロスでしっかりと水気を取っておく
  • 2.冷凍のパプリカミックスを凍ったまま熱湯でさっと茹でる。水気を取ったら5mm角に切る
  • 3.きゅうりを縦4等分にし、幅5mmに切る。ディルの葉を摘んで取り分けておく
  • 4.ボウルにサーモンとまぐろ、オリーブオイルを入れて馴染ませる。バルサミコソース・レモン汁・塩・粗びき黒こしょうを加え混ぜたら、さらにパプリカ・たまねぎ・きゅうり・ディルをくわえて軽く混ぜる
  • 5.平たいお皿に6~7cmのセルクルを置いて、上記4の半分の量を詰める。スプーンの背などで平らにならしたら、残りも同様に詰める
  • 6.セルクルを外して、飾り用のディルを乗せる。グラハムブレッドを添えたら完成

冷凍刺身のおすすめ商品

安全性と美味しさにこだわった冷凍食品や調味料などを多数取り扱うSL Creationsでは、冷凍刺身の商品もご用意しております。下ごしらえ済みでそのまま調理にお使いいただけるので、ぜひ刺身本来のおいしさを堪能してみてください。

北の海幸漬

写真:北の海幸漬

食べやすくカットした魚介類に、刻んだ昆布とめかぶを合わせた北の海幸漬です。解凍して温かいご飯にのせるだけと、手軽に食べられるのが魅力。食感のアクセントとして、いくらの醤油漬けを加えているのもポイントです。
北の海幸漬商品ページはこちら

Fоr Oyster Lover~殻付き生がき(生食用)

写真:Fоr Oyster Lover~殻付き生がき(生食用)

超高圧処理した生カキです。ナイフ不要で、簡単に殻むきできるのが特徴。殻をむいたら軽く水ですすぐだけと、手軽に生カキを自宅で味わえます。添付のFOLソース、またはレモンを添えて召し上がりください。
Fоr Oyster Lover~殻付き生がき(生食用)商品ページはこちら

かつおのたたき(スライス)

写真:かつおのたたき(スライス)

鮮度のよい、かつおのたたきです。スライスしてあり、内袋のまま流水解凍するだけと簡単に用意できるのがポイント。しょうがやニンニク、万能かけぽんで召し上がるほか、マリネや寿司種としてもおすすめです。
かつおのたたき(スライス)商品ページはこちら

しめさば

写真:しめさば

ノルウェー産のさばを使ったしめさばです。脂ののったさばを3枚におろして、塩・酢で締めています。隠し味に酒を使用しているのもポイント。一切れずつ真空パックにした食べきりサイズで、内袋のまま流水解凍するだけで召し上がれます。
しめさば商品ページはこちら

刺身用真あじフィレー

写真:刺身用真あじフィレー

九州で水揚げされた刺身用の真あじのフィレーです。脂がのって甘みもあり、手まり寿司やカルパッチョなどアレンジレシピに活用できます。シンプルに漬けにしてご飯にのせるのもおすすめ。そのほか、天ぷらやフライなどさまざまな調理で活躍する、便利な食材です。
刺身用真あじフィレー商品ページはこちら

帆立貝柱(中)

写真:帆立貝柱(中)

北海道のオホーツク海で獲れた、4年もの帆立貝柱です。獲れたてを急速冷凍しており、自宅で手軽に新鮮な味を楽しめるのが魅力。1%の食塩水に漬けて、水気を拭き取ってから召し上がりください。表面をさっと炙るバター焼きや天ぷら・フライなど、さまざまな調理に使えます。
帆立貝柱(中)商品ページはこちら

まとめ

最後に、今回解説した「刺身の柵を冷凍する方法」と「刺身の切り身を冷凍する方法」のポイントをまとめます。
「刺身の柵を冷凍する方法」で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。

  • ●トレーから取り出してドリップや水分を拭き取る
  • ●柵のままラップで包んでしっかり密閉する
  • ●冷凍用密閉保存袋や容器に入れてすばやく冷凍する

「刺身の切り身を冷凍する方法」で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。

  • ●醤油・酒・みりんを合わせたタレに漬けて保存する
  • ●空気が入らないようにしっかりと密閉する
  • ●冷凍用密閉保存袋に入れる際は素手で触らず、トングや菜箸を使う

刺身は、ポイントや手順を押さえておけば冷凍保存可能です。なるべくその日のうちに食べきるのがおすすめですが、余ってしまったら上手に冷凍しましょう。今回解説した刺身の冷凍・解凍方法やおすすめレシピを参考に、魚介本来のおいしさを手軽に味わってみてください。

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