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卵焼きは冷凍保存がおすすめ!ふっくら&しっとり食感に仕上がるレシピと保存のコツを伝授

おいしく出来上がった卵焼きを冷凍保存したものの、後日食べてみたらパサパサな食感になってしまったという経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。卵焼きはコツを押さえておけばおいしく冷凍保存できるので、ポイントを押さえておきましょう。
今回は、小さなお子様から大人まで大好きなおかず「卵焼き」を冷凍してもふっくら&しっとり食感を保つ作り方と保存のコツ、解凍方法を解説します。あわせて、卵焼きのアレンジレシピも紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

写真:イメージ画像

冷凍保存してもふっくら&しっとりの卵焼きを作るコツ

写真:冷凍保存してもふっくら&しっとりの卵焼きを作るコツ

卵焼きは冷凍保存できるものの、お皿にのせてラップしただけではパサパサとした食感になってしまいます。正しく保存しないと、冷凍焼けでおいしく食べられなくなるので注意が必要です。
冷凍してもふっくらとした卵焼きを作るには、ただそのまま焼くのではなく、ひと手間かけるのがコツ。以下の5つのポイントを押さえておきましょう。

・砂糖を加える
・マヨネーズを加える
・片栗粉を加える
・カットしてから包む
・冷凍用保存袋を使う

では、それぞれ解説していきます。

砂糖を加える

冷凍した卵焼きがパサパサとした食感になるのを防ぐには、砂糖を加えましょう。砂糖には保湿力があり、卵に加えると水分量を保ちやすくなります。また、味付けとしてだしを加える際は、だし汁ではなく顆粒タイプがおすすめです。だし汁は冷凍すると水分が抜けやすく、しっとりとした食感が損なわれてしまいます。

マヨネーズを加える

マヨネーズを卵に加えると、油分によって冷凍保存してもふわふわな食感を保てます。サラダ油やオリーブオイルを使用するより、マヨネーズのほうがクリーミーな仕上がりになるのも特徴です。

片栗粉を加える

砂糖のほか片栗粉も保湿力に優れており、冷凍保存した卵焼きのボソボソとした食感を防ぐのに役立ちます。型崩れを防ぐ効果もあり、巻いたり、切ったりするときにきれいに仕上げたい場合にもおすすめです。

カットしてから包む

卵焼きを冷凍保存する際は、丸ごとではなく小分けにしてからラップに包みましょう。解凍してから切ると形がくずれやすく、見た目が悪くなってしまいます。あらかじめカットしておけば、包丁を洗う手間を省けて便利です。

冷凍用保存袋を使う

卵焼きを冷凍保存する際は、冷凍保存袋に入れて密封した状態で冷凍庫に入れましょう。お皿にのせてラップに包んだだけでは空気に触れやすく、酸化や冷凍焼けの原因になります。最悪の場合、卵焼きが変色したり、風味を損なったりするので注意が必要です。

冷凍保存してもおいしい卵焼きの作り方

冷凍保存してもふっくらと見栄えのよい卵焼きを作るコツがわかったところで、実際の作り方を確認しておきましょう。以下の手順で調理してみてください。

<冷凍保存に適した作りやすい材料の分量>

  • ●卵:3個
  • ●砂糖:大さじ1
  • ●片栗粉:小さじ1
  • ●水(水溶き片栗粉用):小さじ1
  • ●マヨネーズ:小さじ2

①卵を溶きほぐす

写真:卵を溶きほぐす

卵をボウルに割り入れたら、菜箸の先を少し開いて底に当てながら溶きほぐしましょう。その際、泡立てないようにするのがポイントです。卵白のコシが切れて、卵黄としっかり馴染むまで混ぜます。砂糖やマヨネーズなど調味料を入れたら、ざっくりと混ぜ合わせましょう。

②卵の1/3量を流し入れる

写真:卵の1/3量を流し入れる

卵焼き器を熱してサラダ油をひいたら、ペーパータオルを使って全体的に馴染ませます。弱火の中火にして、卵液を1/3量を流し入れましょう。全体に広げて、空気の穴ができたら菜箸でつぶしながら焼くのがポイントです。半熟状になったら巻いて奥側に移し、手前のスペースに卵液の1/3量を流し入れて焼きます。

③残りの卵を同じく流し入れる

写真:残りの卵を同じく流し入れる

再び巻いて奥側に移し、手前のスペースに卵液を入れる工程を繰り返します。巻く度に、卵焼き器の側面に押し付けながら焼き付けていくのがポイントです。冷凍保存する際は、半熟部分が残らないようにしっかりと焼き上げましょう。

④アルミホイルに包んで粗熱を取る

写真:アルミホイルに包んで粗熱を取る

焼き上がったら、アルミホイルに包んで余熱でしっかりと火を通しましょう。半熟のまま冷凍保存すると、解凍した際に菌が繁殖する恐れがあるので注意が必要です。
余熱で火を通すと同時に、そのまましばらく置いて粗熱を取りましょう。あたたかいまま冷凍庫に入れると、蒸発した水分が卵焼きの表面について劣化を早める原因になってしまいます。

冷凍保存した卵焼きを解凍する方法

冷凍保存した卵焼きの解凍は、自然解凍または電子レンジを利用します。自然解凍する際は、食べる前日に冷蔵庫へ移して解凍しましょう。なお、お弁当のおかずにするなら解凍する必要はありません。朝に凍ったまま入れておけば、お昼頃にちょうどよく解凍されますし、暑い時期の保冷剤代わりにもなります。
前もって自然解凍する時間がないなら、電子レンジで加熱しましょう。ただし、加熱しすぎるとパサパサな食感になってしまうので注意が必要です。600ワットの電子レンジで1分ほど加熱するか、様子を見ながら少しずつ加熱するとよいでしょう。

冷凍保存した卵焼きの保存期間は?

写真:冷凍保存した卵焼きの保存期間は?

卵焼きを常温で保存した場合、数時間から半日ほどが安全に食べられる目安です。冷蔵だと2~3日程度しか日持ちしないのに対して、適切に冷凍保存すれば2週間ほど保存できます。

卵焼きの保存期間の目安
常温保存 数時間から半日程度
冷蔵保存 2~3日程度
冷凍保存 2週間程度

また、卵焼きを冷凍保存すれば、時短調理に役立つのもうれしいポイントです。朝の忙しい時間に急いでお弁当を作る場面では、作り置きして冷凍保存した卵焼きが重宝します。

卵焼きのおすすめアレンジレシピ

卵焼きを活用した、おすすめアレンジレシピをご紹介します。卵焼きのおいしさを活かした料理ばかりを厳選していますので、ぜひ参考にしてみてください

アレンジ卵焼き

写真:アレンジ卵焼き

あさりを入れてアレンジした卵焼きです。あさりのうま味と卵のふわっとしたやさしい味わいを楽しめる一品。冷凍したあさりのむき身を使用しており、手間なく時短で調理できるのもポイントです。

材料(2人分)

あさりむき身(塩水解凍する) 30g
グリンピース 30g
たまご 3個
粗製糖 大さじ1
大根おろし 40g
適量
米油 少々
超特選丸大豆醤油 少々

作り方

  • 1.あさりを約1%の塩水に浸して解凍し、水けをきる。
  • 2.冷凍のグリンピースを熱湯でさっと茹でて、水けを切る。
  • 3.ボウルに卵を割りほぐしたら、塩小さじ1/4と粗精糖、水大さじ3を加えて混ぜる。
  • 4.卵焼き器の中火に熱したら、油少々を入れて馴染ませる。
  • 5.ボウルの割りほぐした卵液の9割ほどを流し入れて、グリンピースとあさりを加えて混ぜる。
  • 6.半熟状になったら卵焼き器の向こう側へ寄せて、残りの卵液を流し入れて全体を広げる。焼いた卵の下にも卵液を流し入れる。
  • 7.表面が半熟状になってまわりが固まったら、端に寄せた卵を手前に返すように巻く。
  • 8.形を整えたら食べやすい大きさに切り分ける。器に盛って解凍した大根おろしを添え、しょうゆ少々をかけたら出来上がり。

きのこたっぷりプルコギ九条ねぎとあさりの卵焼き 香味だれ

写真:きのこたっぷりプルコギ九条ねぎとあさりの卵焼き 香味だれ

韓国のお好み焼き「チヂミ」をアレンジした卵焼きです。食べ応えのあるボリュームで小腹が空いたときはもちろん、おかずとしてもおすすめ。九条ねぎの豊かな香りも食欲をそそります。

材料(2人分)

カット九条ねぎ 10g
あさりむき身 100g
3個
★水 大さじ4
★小麦粉 大さじ4
★塩 小さじ1/3
★こしょう 少々
純正黒ごま油 適宜
生おろしにんにく 2.5g
オーガニック煎り金ごま 小さじ2
オーガニック純米酢 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
純正黒ごま油 小さじ2
粗製糖 小さじ1
一味唐辛子 少々
適量

作り方

  • 1.あさりを塩水(水500mlに対して塩小さじ1が目安)に浸して解凍し、水けを切る。
  • 2.ボウルに卵を割りほぐしたら★(水・小麦粉・塩・こしょう)を加えて、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
  • 3.解凍したあさりと冷凍の九条ねぎをそのまま加えて混ぜる。
  • 4.スキレットに黒ごま油を中火で熱したら、生地を流し入れて平らに広げる。まわりがふっくらとしたらフタをして、弱めの中火で約5分蒸し焼きにする。
  • 5.スキレットよりも大きい皿をかぶせてひっくり返し、滑らすように戻し入れたら中火にかけて周囲から黒ごま油を回し入れる。
  • 6.こんがりと焼き上がったら食べやすく切り分けて器に盛る。解凍したにんにくと煎り金ごま、オーガニック純米酢でつくったタレを添えて出来上がり。

具だくさんとろとろオムレツ

写真:具だくさんとろとろオムレツ

中華丼の具に卵焼きをあわせた、ボリューム満点で食べ応えのあるアレンジレシピです。あんと卵をからめれば、とろとろ&ふわふわな食感を楽しめます。中華丼の具を熱湯で解凍したら卵を合わせて焼くだけと、すばやく手軽に調理できる一品です。

材料(2人分)

中華丼の具 1袋
たまご 2個
純正ごま油 大さじ1
パクチー 適宜

作り方

  • 1.中華丼の具を袋まま熱湯で10分ほど加熱して解凍する。
  • 2.ボウルに卵を割りほぐしたら、中華丼の具の加えて混ぜる。
  • 3.スキレットにごま油を強めの中火で熱したら、卵液を流し入れて広げる。
  • 4.動かさずに焼いてまわりが固まってきたら、大きく混ぜながら焼く。
  • 5.ふんわりと固まったら器に盛り、香菜の葉をのせて出来上がり。

卵焼きのおすすめ冷凍商品

安全性とおいしさにこだわった冷凍食品や調味料などを多数取り扱うSL Creationsで販売している「薄焼きたまご」をご紹介します。下ごしらえ済みでそのまま調理にお使いいただけるので、ぜひご活用ください。

薄焼きたまご

写真:薄焼きたまご

新鮮な卵で仕上げた、色合いのきれいな薄焼きたまごです。砂糖・みりん・かつおだしなどをくわえて、薄く焼いています。室温解凍するだけで手軽に用意できるのも魅力で、茶巾寿司やちらし寿司などのトッピングにおすすめです。
海苔の代わりとして、アレンジレシピにも活用可能。すし飯を巻いて細巻きにすれば、噛む力の弱い小さいお子様やご高齢の方でも安心して召し上がれます。
薄焼きたまご商品ページはこちら

まとめ

では最後に、冷凍保存してもおいしく食べられる卵焼きを作るコツをまとめます。

  • 砂糖を加える
  • マヨネーズを加える
  • 片栗粉を加える
  • カットしてから包む
  • 冷凍用保存袋を使う

卵焼きはポイントを押さえて冷凍保存すれば、長期間おいしい状態をキープできます。冷蔵では日持ちしない卵焼きを冷凍庫にストックして、お弁当づくりや朝食時の手間を省きましょう。今回解説した冷凍保存のコツや解凍方法を参考に、ふっくら&しっとりな卵焼きを味わってみてください。

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